◆多読習慣◆
◆多読習慣◆
作成日:2024/04/13
【THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由】



著者は、江上隆夫氏。株式会社ディープビジョン研究所 代表取締役 / ブランド戦略コンサルタント。

本帯に、
【ストーリーとしての競争戦略―優れた戦略の条件】
著者の楠木建氏 (一橋大学大学院教授)のコメント
「金で買えないものがいちばんカネになる。それがビジョンだ。」とあった。

読書の動機は、以前、人事制度策定業務をさせていただいたS社の社長様が、「この会社のビジョンイメージが素晴らしい。」と言って、「株式会社ギャプライズ」様のHPを印刷して提示してこられたことがきっかけだった。
当該企業が自社経営理念を、「ギャプライズの羅針盤」として、本書p209を参考文献とした、と紹介があったので、興味を持っていた。

本書は二部構成となっている。まずは、第二部より、多読開始。

〈第二部 ビジョンをつくる〉

■第5章  「最高のビジョン」のつくり方
○Part1.ビジョンを定義する:
・「vision」とは、「vi」 (見る)+「sion」(〜こと)。
・「自らが心から達成したいと願う未来のこと」と定義。
・本書では、キング牧師のビジョンを、「20世紀あるいは21世紀も含め、最高のビジョンだと思うものの一つ」 と紹介している。(私には夢がある。)
・個の夢と公共の夢、それぞれが重なり合った部分が、ビジョンである。独りよがりではなく、社会のためにもならないと、受け入れられない。

○Part2.ビジョンを見出す
・チームづくり:7名以内が理想。まずはチーム名、チームの目的、目標決め。
《探索ステップ》
1 創業の歴史を振り返る。
2 経営幹部インタビュー
3 スタッフインタビュー&アンケート
4 顧客および社外関係者へのインタビュー
5 環境を分析する(フレームワーク利用)
《創出ステップ》
1 最初の問いを確認する。ゴーギャン「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」WHYで。
2 マッピング 要素に分解して整理する。「テキストマイニングツール」フリーソフトでも。付箋ワークでも。
3 マッピング グルーピングで意味合い引き出す。後日、思考過程を判断検証するために、作業過程を写真、動画で記録。
4 バリューグラフ 「なぜ私たちはそれをしたいのか?」チャンクアップ(chank up)で、WHYを、「どうやって、それを行うのか?」チャンクダウン(chank down)で、HOWを視覚化。
5 バリューグラフ インサイトとビジョンの種を探る。図の完成。
6 言語化 ビジョンのキーワードをピックアップする。その際、アイデンティティと同時に。
7 言語化 ビジョンとアイデンティティを形にする。マインドマップ、SCAMPER7つのチェックリスト、イノベーションカード(どこで売ってるんだろ?)を利用。「考えずに、直観的に。」
8 言語化 ビジョンをチェックする。10〜30年以上の耐久使用、時間経過による劣化が少ない普遍的価値を盛り込む。p278のチェックリストを用いて、確認。名詞と動詞のみで構成されるほど、意味が明解になるとのこと。

■第6章  リーダーシップがビジョンを定着させる
・「自立した判断」⇒「小さい古賀降ります、入口を開けてください」と、咄嗟に言えるか?
・企業が、ビジョン実現を目指すことが定着した状態。
・ビジョンで稼働している状態。風土、文化まで昇華。
・経営者の在り方=ビジョンの在り方そのもの
・強いリーダだけではなく、違うリーダも必要。
・サーバントリーダー servant 奉仕型。部下支援、助けることに力点を置く。
@現場情報把握力
Aモチベーションを引き出すコーチング的視点で部下と接す
B現場でのビジョン理解遂行力
・↓どちらも必要
強いリーダー⇒ティーチング⇒織田信長タイプ
サーバントリーダー⇒コーチング⇒徳川家康タイプ
例:
井深大・盛田昭夫・ソニー
本田宗一郎・藤沢武夫・ホンダ
・定着のポイントは、「自分事化」
@共有
ビジョンストーリー化、キング牧師「私には夢がある」物語として、想像しやすい形 冊子、サイト
A実践
ビジョン実現のための行動基準

Amazon「OLP」
ディズニーランド「SCSE」
B顕在化
実践を通じて、成果を上げている、ことが明確。ビジョン実現を目指している企業として社内外に認知されている状態。
・ビジョン定着は、経営スピードを上げる。判断基準明確化されているため、ぶれない、迷わない。
・例えば、ビジョン検定の導入。「社長の思いが伝わる「ビジョン検定」のすすめ」(佐藤 信也 (著), 秋山 進 (著),)


〈第一部 ビジョンとはなにか〉

・サイ○ーエー○ェントのビジョンミッションは、内側(身内、仲間内)に向けて語られている。「公共の視点」が欠けている。
・「企業は公器」の視点が感じられない。
・企業とは、社会内の問題解決により利益を得ている存在。「公共の視点」がない企業は長い視点で見れば、必ず凋落(ちょうらく)していく運命にある。
・近江商人の「三方良し」は真理。
・GAFAには、すべてに公共的視点がある。
Google「検索を通じて、すべての情報や知識に世界中の人々がアクセスできるようになる未来」
Apple「デバイスやサービスによる世界中の人々の生活の革新」
Facebook「世界をつなぐコミュニティの創造」
Amazon「地球上でいちばん顧客を大切にする企業」
・日本でのスタートアップ企業の事例。
LITALICO(利他利己)「世界を変え(利他)、社員を幸せに(利己)」「障害は人ではなく、社会の側にある」
五常・アンド・カンパニー「民間版世界銀行を目指す」代表執行役 愼 泰俊氏「政治家、リーダーたちは組織の内外に仮想敵をつくり、やっつける、勧善懲悪の構図を描きたがるが、長期的には悪手。たたき潰された人々は決してその恨みを忘れない。人生は長い繰り返しゲームですので、いつかどこかで必ずしっぺ返しがやって来る。」
・なぜ、ビジョンに公共の視点が大切なのか。
「公益資本主義」。近江商人「三方良し」の現代版の仕組み。
企業は公器。高い倫理性と利益を還元する仕組みを持った企業、「私たちは公器である」公共的意識を持った企業が、主流になるのではないか。
・企業利益は未来の人類から負託されている、人類幸福のための資金。
・「fail fast」(フェイル・ファスト)早く失敗しろ、の精神を持ったスタートアップ企業が無数に誕生する。

■書かれていること
・ビジョンとは何か (What) 
・なぜビジョンは大切なのか (Why)
・ビジョンをどうつくるか (How)

■ビジョンの役割
・目指す目的が明確になる。自分 (たち) が存在する意義を持て、未来を見据えることができる
・行動の原動力になる。内側からのモチベーションになる
・判断や行動の基準にある。自分の軸ができる

■予測不可能な未来を生きるために
未来は個別の事象においては予測不可能ですが、大きな潮流に関しては大体のところ予測可能なものでもある。
 
■坂の上の雲を見ず、坂の下に幸せを見る
劇作家・平田オリザ氏『下り坂をそろそろと下る』(講談社)日本はこのタイトルに象徴されるように、下り坂を下っていかなければならない時期に差しかかっている。

■ビジョンを失うとすべての衰退がはじまる

■ビジョンを持った企業だけが生き残る

■ビジョンを持つ企業が強い理由

■社員や世の中を動かす真のビジョンとは何か?
お問合せ
安田労務管理事務所
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埼玉県さいたま市南区
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TEL:048-864-0023
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