【IE・VE・会計】
【IE・VE・会計】
作成日:2024/06/01
【赤字会社を黒字にする法】



天明 茂(てんみょう しげる)氏著

「どんな会社でも立ち直れる。立ち直れないのは、立ち直る気がない企業だけだ。」

30社、企業再建をされたとのこと。但し、経営者が本気にならないとダメ。

「その本気を社員が信用してくれたら、立ち直る。」 

こちらは、日比野大輔先生。
 

■赤字脱出の定石「破壊と創造」

・高齢者ほど、抵抗する⇒十分に理解、納得を得ながら行う

・直近3か月の月次損益の平均値をつかむ⇒「現状」と、みなす。異常値注意!(例月、大きく違っている等)


■利益をつかむため、変動損益計算書をつくる
・費用を、「変動費」と「固定費」に区分する
・損益分岐点をつかむ
・不採算事業の把握⇒足を引っ張っているのはどこか

■ビジネスソフト社の事例
加工高生産性=加工高÷社員数

 
赤字脱出の着眼点(3つ)「縮小と充実、収益性改善」

・売上を伸ばすか

・コストを引き下げるか

・利益率を高めるか

 
余剰人員の扱い

教育も何にもせずに、いきなり新規開拓はむり
⇒既存営業社員が担当していた地盤を、新しい担当に渡し、ベテランセールスマンが新規開拓業務を行う。
⇒強い抵抗をする。(そりゃそうだ)
⇒社内コミュニケーションと経営者の役割。「これしかない、決め打ちで行う。」
⇒経営者が直接話をすることが大事
⇒だから、「経営者の行動がすべて」p89
・役員報酬カット
・交際活動粛正
・自ら現場に出る
・出社は、一番早く
・経営者自らが、得意先まわりを徹底
等。

 

■トータルコストダウンをはかる、コストを細分化

・機能別に分析
・販売管理費を機能別に分解する
製造コスト、流通コスト、研究開発コスト、管理コスト、財務コスト、等々。
更に細分化、製造コスト⇒調達コスト、加工コスト、仕上コスト、組立コスト、等々。

・コストダウンの技法p95

IE的アプローチ、VA、VE(価値分析)、会計、時間当たり採算の見える化

 
改善の4原則(ECRS イクルス)

不要な業務を排除する(Eliminate)

複数の業務を結合する(Combine)

業務の手順を入れ替える(Rearrange)

業務を簡素化する(Simplify)

■機能別コストダウン着眼点
・排除できないか

・他の機能と併合できないか

 
ゼロベース志向で、経費削減

・交際費⇒得意先がそれが当たり前になってしまって、効果は薄れていく

人件費はまず役員から

■限界利益率の改善
・変動費の削減
・売価引上げ
・新製品開発
・高付加価値製品構成への転換

■仕入れ、外注費引き下げ、調達先変更
○単価引き下げ
・マイナス要因除去
・値引き率、返品率の引き下げ
・粗利適正化

 
外注の社内取り込み

 
経営戦略構築
・販売理念
・商品開発若手人財投入p162 得意先の困りごとを自分ごとに。

船井電機「工員の手作業と最新鋭ロボットの導入塩梅」手作業の良さを協調。ただし、徹底してにライン別に目で見る原価管理を行っている。

  

■資金対策

・売却損を出しても、換金する

・経営者の個人資産投入

■企業を伸ばす人材育成

・プロ社員をいかに育てるかp183
・経営理念の創造p233
参加経営への切り替えp232 「幹部社員育成を行ってこなかった」
・人と会社が伸びる価値観を共有p197
職能等級資格制度の正しい運用P187
能力給与システム「間接部門の評価を計数化」p190
・利益と資本への参加促進p194

お問合せ
安田労務管理事務所
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埼玉県さいたま市南区
南本町2-6-6
TEL:048-864-0023
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平日:9:00〜18:00
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