◆多読習慣◆
◆多読習慣◆
作成日:2024/06/15
【人事屋が書いた経理の本】



協和醗酵工業

MG(マネジメント・ゲーム)社内研修を編纂した本。MG開発者の西順一郎氏が監修している。

会計は苦手だ。おそらく、全体30%程度の理解しかしていない。完全理解に近づけるためには、通読回数を重ねていくしかない。

 

1章 財務会計の眼

8ベニスの商人の話
・借方かりかた貸方かしかたの発明者。二重記入により、金の出入りをダブルチェックしていた。 

借方(左側):商人 船を仕立て左側の地中海へ出ていく

貸方(右側):金貸商人 右側イタリア長靴側に残る

12会計とはお風呂である

フロー(風呂w)で見るか、ストックを比較するか

20冷蔵庫の卵の値段は?

原価計算、総平均法の計算

22製造原価はいくら?

26戦略会計とは何か?

戦略会計STRAC(STRATEGY ACCOUNTING
MG(マネジメントゲーム)開発者、西順一郎氏の造語

 

2章 採算の眼「戦略が出てこない」

34売上げ0のとき、まるまる赤字となるもの

総費用(売り上げで良いと思う)

変動費(比例費):売上量Qに比例して動く費用

固定費(非比例費):売上量に比例しない費用。これを回収しない限り赤字となる費用

採算とは、固定費の回収作戦である

36固定費のつかみ方

採算戦略 固定費(赤字となる費用)がいくらになるのかをつかむ必要がある。

固定費=総費用(「売上」で良いと思う)-変動費(Q比例費)

401個売る毎に1300円ずつ固定費が回収される

mPQ=変動利益(固定費を回収していくパワー)=付加価値

限界利益(一つ増えるといくら利益が増えるか)、

変動利益(売り上げが10%アップ、ダウンしたりした際の変動する利益はこれだ、協和発酵オリジナルマニュアル)、

付加価値単価(STRAC

42付加価値のつかみ方

付加価値の計算が必要になったら、図解(1個当たり、総額)を思い出すこと

44(p94)STRACの7つの道具

@P(Price)平均単価

AvP(variable ratio変動費率バリアブルレシオ*P)変動単価

BmPmarginal ratio*P)付加価値単価 P-vP

Cm(marginal ratio マージン率)付加価値率

DQ(Quantity)売上個数

PQ

vPQ

mPQ

EPQ-vPQ=mPQ(固定費回収)

FmPQ-F(Fixed Cost)=G(Gain利益)

46STRACの戦略的表記法

PQ(平均単価*売上個数)

戦略

P↗*Q↗(PQともに上げよ) 

P→*Q↗(P現状維持、Q上げよ)

P↘*Q↗↗(P適当に弾力的にしながらQ上げる)

48損益分岐点(BEP=Break Even Point)とは何か?

本質は、付加価値が固定費Fと等しくなる(利益=0

50損益分岐点の基本公式

mPQ=F(付加価値と固定費が等しい)

52STRAC診断表はもう読める

何も見ずに書けるくらいにマスターして欲しい(となw)

 

3章 採算戦略の眼

72採算の眼

付加価値mPQ>固定費F

74採算のための2つの戦略

1付加価値mPQアップ戦略(mPQ↗)

2固定費Fダウン戦略(F↘)

76(p94mPQ戦略

mPQ↗戦略 mP*Q↗の戦略に展開

mP=P―vP  mP↗戦略は、Pの戦略とvP↘の戦略に展開

mPQ総額の最大化をはかる

78F戦略

F↘経費節減

F↗固定費力の積極的活用

94STRAC経営診断の実際

財務諸表は、全部原価(税務原価)で出来ているので、採算分岐点が出せない

/S P/L、製造原価報告書(C/R コストレポート)が必要。

96アラク考えよ(売上総利益(粗利益))

98まず損益分岐点(ただし、率より量)

100コスト構造を見る

102mPQFを見る(バランスを見る)

 

4章 B/S(期末残高 残り ストック の集合)の眼

114B/Sの眼には何が見えるのか

左側 目に見えるもの(現金)⇒カネの運用(資産)=資金の運用

右側 目に見えないもの(借入金、元手・頭金)⇒カネの出どころ(他人のカネ・自分のカネ)=資金の源泉

128まずここを見る

1着眼点 自己資本比率

固定資産(設備、関係会社への投資)

流動資産(在庫、売掛金、受取手形等の運転資金)

他人のカネ(借入金)で賄われている

130次にここを見る

2着眼点 支払能力

見えるもの(流動資産) カネになる資産 カネになる順 

@

A

B

 

見えないもの(流動負債) 払わなければならない負債 カネを返す順

@

A

B

146/Lを見る眼

売上総利益(アラリ)

営業利益(基礎的収益力)

経常利益(正常収益力)

当期利益(最終利益)

 

5章 B/S戦略の眼

p150在庫の右側には何があるか?

左側 在庫(カネ(借入金)の固まり )

右側 借入金

在庫が増えれば増えるほど借入金が増加し、それに時間比例で金利が発生していくことになる。

152資産をまかなっているカネ

左側 カネの運用

固定資金(固定資産に投じたカネ、長期間回収されず、寝る)

運転資金(毎日の営業活動に必要な流動資産に投じたカネ)

在庫3ヶ月→売掛サイト4ヶ月→7か月後に現金化

右側 カネの出どころ

自己資本以外の資産は、すべて他人のカネを調達することによってまかなわれている(借入金)

168B/S戦略

1 右側 自己資本を増やす(第2章採算戦略で利益を上げる)、借入金返済

2 左側 カネの運用の戦略 資産の回転を上げよ

目に見えるもの(資産)を寝かせず、回転を上げるような投資を心掛ける。

(受取手形の回収期間、在庫月数等を短縮)

自己資本アップ、資産を筋肉質にする

自己資本増加(カネの出どころ)-資産増加(カネの運用)

=自己資金余力を生じる(借金返済)


6章 資金繰りの眼

7章 マトリックス会計の眼

勘定合って銭足らず

カネの恐ろしさカネには待ったが効かないこと。

損益が赤字になってもすぐに倒産することはないが、カネが間に合わなければ直接命取りになることにある。

損益≠カネの収支

後は、MGの解説…

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