◆多読習慣◆
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作成日:2024/02/24
【最高の結果を出すKPI実践ノート】



著者は、中尾隆一郎氏。
 
29年間に渡りリクルートグループで勤務し、リクルートテクノロジーズの代表取締役などを歴任。
KPIマネジメントを用いて、同社の住宅事業を聡明期から担当し、6年間で「売上30倍」「店舗数12倍」「従業員数5倍」まで拡大など、様々な実績あり。
更に、メディアの学校(リクルート社内大学)の「KPIマネジメント」「数字の読み方・活用の仕方」の講師として11年間、受講者1000名超を担当。
その社内大学で同氏が行っていた、KPIの人気講座のエッセンスをまとめた一冊。
 
望月禎彦先生の関係アップの授業中に教わった、「シグナルPJ」の研修をいつか実施したいと思うのだが、まずは、KPIマネジメントが自分の中に腹落ちしないと、と思い、読み始めた。
正直、理解度は、何となく、の感じで、まだ、ふわふわしている感じ。
繰り返し、振り返らないと。
 
■MC(Main Character)4(定義)
・GOAL(ゴール、利益)
・KGI(事業のゴールの数値目標 Key Goal Indicator/重要目標達成指標)
※目的地、予算、旅程
 
・CSF(事業成功のカギ Critical Success Factor/重要成功要因)
・KPI(KGIの数値目標 Key Performance Indicator/重要業績評価指標)
 
■KPIまとめ
・KPIは、KGIの先行指標(事前に分かる指標)
 
・KPIは、信号
 
・信号なので、KPIは一つ
 
・すべての従業員がKPIを把握して状況に合わせて行動する。
 
■事業シナリオを描く手順 
G-POP(GOAL⇒Pre(事前準備、@、A)⇒On(実行介入B)⇒Post(きちんと振り返るC))
⓪GOALの確認=KGI
@見立てる(現状把握):最弱所≒最強化箇所、CSF特定作業=CSF
A仕立てる(解釈):@で見付けたCSFをどうやって、どのくらい強化するのか、KPI設定=KPI 
B動かす(介入):現場に動いてもらう
C振り返り
 
■CSF特定作業
・制約条件理論:プロセスの中で、一番弱いところを見つける(よくわからないので、メタファー(例え話)2例)
 
「ネックレスを引っ張るとどこが切れるか?」
@CSFを強化するとネックレスは強くなる
ACSFは、移動する(いつまでも、同じ場所ではない)
BCSFを順番に強化し続けると、ネックレスは切れなくなる(常に、探し続ける)
 
「工場の組立ライン」)A、B、Cの組み立てラインで、Bの生産能力を上げる≒CSF(一番生産能力の低いところを特定する)
@新規採用をする(コスト増)
A組立機械Bの作業員に頑張ってもらう(Bに負荷がかかる)
BA、Cの作業員から移動してもらう(最適解)
 
・Googleの調査「心理的安全性が高い組織」の業績がよい
・ハーバード大学のロバート・キーガン教授提唱「弱さを見せあえる組織は強い」
 
弱いところ、困っているところを周囲に伝えると支援してくれる組織の業績が良い。(イケてる組織)
 
■【付録】KPIマネジメント実践シート 
@GOALの確認 
・期間 
・対象 
・内容
 
AKGIの確認 
・対象 
・捕捉
 
B目標、現状のビジネスプロセスの確認とステップごとの数値の確認 
■目標(KGIに必要な)ビジネスプロセスと定量数値
・定量数値
・ビジネスプロセス
 
■現状ビジネスプロセスと定量数値 
・定量数値 
・ビジネスプロセス
 
C目標、現状の定量数値のギャップが大きなビジネスプロセスとギャップ数値の確認 
・ビジネスプロセス名 
・ギャップ数値
 
Dギャップを埋めるための活動=CSF候補の洗い出し
・CSF候補1
・CSF候補2
・CSF候補3
 
E最も効果的な活動(CSF)の確定
 
FKGI達成に必要な定量目標(KPI)

■【実践編】KPIマネジメント実践シート(7ステップ) ※私の場合で
テーマ『あまりにも座りっぱなしなので、健康のため、定期的なジム通いを目指し、減量する』
※元々、週に2回は通っているのだが、土日と連続してしまっているため、平日どこかで行かなければ、と常々考えていた。

@GOAL(利益)の確認
・期間:6ヶ月後
・対象:自分自身 
・内容(目的):健康のためのダイエット
  
AKGI(事業のゴールの数値目標)の確認
・構想「あまり無理せずに、半年くらいで標準体重(57KG)にする!」
 
B目標、現状のビジネスプロセスの確認と、ステップごとの数値の確認
 ■目標(KGIに必要な)ビジネスプロセスと定量数値
・定量数値「57KG」
・ビジネスプロセス「現状 63KG ⇒目標 57KG」へ「3ステップで[– 6 kg]に挑戦!」
1 まずは1ヶ月後:60 kg(–3kg)
2 3ヶ月後:58 kg(–2kg)
3 6ヶ月後:57 kg(–1kg)
 
■現状ビジネスプロセスと定量数値
・現状確認:お腹を触ってみると、ぼてっとしている…まだダイエットを始めていない、体重 63 kg

◎目標を評価するための指標(インジケータ)はなんですか? 
※指標とは、『物事を判断したり評価したりするための目じるしとなるもの』

「体重 [kg]です」

C目標、現状の定量数値のギャップが大きなビジネスプロセスとギャップ数値の確認
・ビジネスプロセス名:「週の運動量の確保を目指す」
・ギャップ数値:「週の運動時間が確保できないこと」
そのため「1週間で3日以上、ジム通い時間確保」を26週(6ヶ月)繰り返すこと」

Dギャップを埋めるための活動=CSF(事業成功のカギ)候補の洗い出し 
・食事調整 
・運動量
・正しい生活習慣

E最も効果的な活動(CSF)の確定 
・CSF:「1週間で3日以上、ジム通い時間確保」を26週(6ヶ月)繰り返すこと」 
 
FKGI達成に必要な定量目標(KPI KGIの先行指標) 
KGIを達成するために、即ち、「1週間で3日以上、ジム通い時間確保」を26週(6ヶ月)繰り返すこと」ために、日々どのような行動をすればいいでしょうか?
  
@毎週水曜日に、ジム通いをスケジューリング(もしくは確認)する 
※土日は必ずジム通いしているので
A帰宅開始時刻(19時)の10分前にアラームを掛ける
B毎週水曜日は、マイカー通勤とする(寒いので行かない、を防ぐ)
C水曜日が難しい場合は、その前後の日を設定して、手帳に記載する
※土日が難しい場合も同様に、他の日に振替する

KPI目標値は、「@ABCをできた日数=やると決めていた日数」となるようにする。(すなわち100%) 

・KPI設定後は?(振り返り) 
【計画】
改善策:KPIを達成するために、これまでとは変えなければいけない習慣はあるか?
 
行動計画:「1週間で3日以上、ジム通い時間確保」となるように実施日を決めておく。
 
測定方法:「日付」「運動時間」を記入し棒グラフに表せる用紙やPCファイルを準備しておく。KPI@ABCをチェックする項目も記載する。
 
【実施】見える化
行動:計画通り、実行する。

測定:朝、KPI@ABCのチェックボックスにレ点を入れる。運動後に「日付」「運動時間」を記録し、棒グラフとして見えるようにする。
 
【検証】
今回のケースでは、1週間に1度検証する  
@目標:体重計に乗り、体重を測定⇒予定通りステップを通過できているか?
A KPIとKGIと目標の関係性はどれくらいあるか?
(Excelファイルを利用し相関係数を出すと良い)
B CSF:ジム通いは効果的か?
お問合せ
安田労務管理事務所
336-0018
埼玉県さいたま市南区
南本町2-6-6
TEL:048-864-0023
【営業時間】
平日:9:00〜18:00
(土日祝日除く)

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