◆多読習慣◆
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作成日:2024/02/17
【地頭力を鍛える・問題解決に活かす「フェルミ推定」】



著者は、細谷 功(ほそや いさお)氏。

ビジネスコンサルタント。クニエ コンサルティングフェロー。

東京大学工学部卒業。東芝を経てアーンスト&ヤング・コンサルティング(ザカティーコンサルティング、クニエの前身)に入社。製造業を中心として製品開発、マーケティング、営業等の戦略策定、業務改革プランの策定・実行・定着化等を手がける。

世の中の動きが速くなり、情報の陳腐化が激しい今の時代に必須の本だと思った。


■フェルミ推定は、望月 禎彦(もちづき さだひこ)先生から、思考力アップ研修の際、教わった。  

「日本全国に電柱は何本あるか?」

日本列島を長方形とみなす、全国の電柱の配置を格子状に近似化する。
一言で言うと、「仮説立案力」とでもいうのではないか。

■二極化

・デジタルデバイドから(膨大な情報量に溺れる人)

ジアタマデバイトへ(膨大な情報を考える力で更に増幅させる人)

 
・レガシー会社人から

地頭型多能人(バーサタイリスト、なんでもやる人)へ
 

・バーサタイリストとは、ITエンジニア向けの人材像で、”複数の分野に対応できるエンジニア”のこと。それが転じ、多能工、多芸者、多能職という意味で使われているそうだ。
 

・バーサタイリスト(Versatilist)の”versatile”は”多才の、多芸な、多方面にわたる、何をやらせてもうまい”、という意味で、実に都合のいいスーパーマン的な人材をイメージさせる、とのこと。

 
■
地頭力とは
・考える力のベースとなる知的能力。

・三つの思考力(仮説思考力、フレームワーク思考力、抽象化思考力、)

 
・三つの力(論理思考力、直観力、知的好奇心)

 
・
考えるプロセスと習慣、訓練によって、鍛えることができる。

■仮説思考力(三つの思考力)

・KZT(「結論(エンド)から」「全体(トータル)から」「単純(シンプル)に」)。ダイゴふうに、まとめてみたwETSと、どちらが覚えやすいか。

・
経営者は特に、早く結論から言ってほしい。プレゼンテーションと同じ。

■要点
1 
地頭力とは、知的好奇心と論理思考力、直観力をベースとし、
「結論から考える」仮説思考力、
「全体から考える」フレームワーク思考力、
「単純に考える」抽象化思考力、
の3つから構成された、あらゆる思考を支える知的能力である。

2 フェルミ推定は、とらえどころのない数量を、論理的に短時間で概算する方法を指し、地頭力を鍛える絶好のツールだ。

 

3 今後は、知識や経験をもとに、常に環境に適応しながら次々と新しい知識を生み出せる人、地頭型多能人(バーサタイリスト)をめざす必要がある。

 
■
フェルミ推定をビジネスにどう応用するか
・全体ストーリー起草力

・概算算出力

・先に結論想定、その後データ収集(不要なデータ収集作業防止)とりあえず、やみくもにデータ収集することは絶対に避ける。

・概算算出方法を仮に決めて、枝葉に拘らず。

・マイルストーン作成。(スケジュール表の中における「工程ごとの期限(区切り)ポイント」)


・まず初めに目次を作る行動パターンを心掛けること。

 
■
仮説思考
〔定義〕

1仮説を想定し

2常に最終目的地として、強く意識して

3情報精度を高めながら、検証を繰り返し、修正し最終結論に至る

・最終目的地から逆算して考える

・はじめからではなく終わりから考える

・手段からではなく目的から。
・ベクトルを逆転させる。

〔ポイント〕

1どんなに少ない情報からでも、仮設構築する姿勢。

2前提条件を設定して先に進む力。

3時間を決めてとにかく結論を出す力。


〔三つの力〕 
1
フレームワーク思考力
2全体附款力
3分解力

 
〔
目的〕
・思考の癖を取り払い
・コミュニケーションは効率的に
・ゼロベースで斬新な発想を

 

〔意識付け〕
・相対座標(個人個人、経験、知識に裏付けられた独自のものの見方)

・絶対座標(絶対共通認識)

 
〔
リスク〕
・先に枠を固定することによる、思考そのものの固定化(思考停止)


〔
全体プロセス〕

1全体附款

2切り口の選択

3分類

4因数分解

5全体再俯瞰とボトルネックの発見

 
■
抽象化思考力
・一を聞いて十を知る

・30秒チェック。「エレベーターテスト」いつでも、どこでも、短時間で回答できる訓練。 

500ページの報告書を、30秒で説明できるか?

 
・
本を読後に、キーメッセージは何か?、30秒で説明するとしたら何というか?

 
〔
基本プロセス〕

1抽象化

2解法の適用

3再具体化

 
〔
ポイント〕

1モデル化

2枝葉の切捨て

3アナロジー(類推)

〔基本概念〕

・共通点を探す 

「なぞかけ」 

○○とかけて△△と解く⇒その心は?(共通点探し)××おちが来る。

〔留意事項〕

・具体化とのバランスを常に意識
事例:過度に一般化しない(「近頃の若者は」とか、決めつけない)、自己の特殊化(「自分はもっとまともだった」とか、決めつけない)

 

■地頭力のベース基礎

・二つのペア
「論理」守り:誰がどう見ても、一貫して繋がっていることを担保。
「直観」攻め:個人特有のアイデアを生み出す。

・知的好奇心(合わせて)

× What型 「知識への好奇心」(ではなく、)
○ Why型 「問題解決への好奇心」できれば、こっち)

■地頭型多能人の目指す境地とは
・地頭力:X軸

・対人感性力:Y軸

・相反するかもしれないが、理屈と感情をバランスよく駆使できる。


・
夏目漱石「草枕」冒頭の一節

 「智(ち)に働けば角が立つ、情に棹(さお)されば流される、意地を通せば窮屈だ、兎角に人の世は住みにくい」

 
■「
理由は3つある」の量的な特性とは
・相手の準備を促せる、脳の記憶領域に、予め三つの入れ物を用意させてしまう。
1「いくつある宣言」が重要

2人間の短期記憶容量が三つ程度だから(簡単に覚えきれる最大値) 

3質的な特性

・フレームワークに不可欠な網羅性を担保でき、冗長性を排除することが期待できる。
(3C、MECE等)


・視点、座標軸の数として、「3」という数字の収まりがよい。
なぜ収まりが良いか、具体的根拠はないが、望月先生もお話しされていた。(瀬島龍三氏の話)
人間の身体特性二つの目、腕、足、なんでも二つは揃っているが、そのため、三つ目の項目が、発案しにくいため、三つ目の案は重要である。


※最後に、望月先生も言っておられたが、物事の事象を自分の言葉に変換して、説明することができるか?(例:管理職のリーダーの三大義務とは?)
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安田労務管理事務所
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