ソニー商事、脳力開発研究所を経て、1991年HUMAX(株式会社ヒューマックス)を設立。国際コミュニオン学会会員。エニアグラム・ファシリテーター。
■書籍との出会いの切っ掛けは、デライトコンサルティング近藤先生の「パワハラ予防士養成講座」受講の際、課題が出題されて、その課題である「タイプ診断チェックリスト」の元ネタが当該書籍とあり、興味を持ったため。
■エニアグラムをビジネスに導入すると、リーダーシップ、チームマネジメント力、ファシリテーション力がアップ!
ダイバーシティ(多様性)の推進、働き方の多様化への対応に直結!
受容力が高まり、コミュニケーションがスムーズになる!
とのこと。
パワハラ予防には、ピッタリなのかもしれない。
■ちなみに私は、タイプ6「堅実家」であった。
なお、統合の方向と分裂の方向という視点があり、p179
タイプ6の場合は、
・統合(ポジティブ)の方向はタイプ9「調停者」へ:物事に動じない。権威に頼らず自信を持てるようになる。
・分裂(ネガティブ)の方向タイプ3「達成者」へ:失敗を恐れる。責任逃れや言い訳に走るようになる。
とのこと。
■【堅実家】の事例紹介:第4章 全体を考慮し、バランスをとる より。
・「自分よりも、まずは他人」が行動の基準
・リーダーとしての成長と突き当たった壁
漠然とした不安が、怒りやイライラを生む、イライラする、だからぶつけるのでは当然なくて、
単に、「私は心配しているだけなの」と伝えればよい。
「心配しているから言うんだけどね」と、前置きするだけで、対人関係は多少はスムーズになっていくかもしれない。
(あまり行き過ぎると、お節介焼き(爆))
・自分が主役ではなく、みんながうまくいくことが喜び
仕事のペースなど、自分のペースを基準にして人を見るのではなくて、
結果的に間に合っていて、支障なく仕事が進んでいるのであれば何も問題ない。
各自のペースを見守る姿勢、待つ姿勢が大切。
■ゼネラルモータースやAT&Tなど、欧米の大企業でも採用され、その効果が実証されているエニアグラム。その本質を、事例から学ぶ。 エニアグラムとは、古代ギリシアで生まれた「人間学」です。人間の性格を9つの本質に分け、その本質からもっているタイプを見極めることで、自己発見や他者理解へ導きます。
■エニア(エネア)は、ギリシャ語で「9」、グラムは、「図」の意。9つの点を持った図。
■タイプ別に分けると、次の通り。
(もちろん、生きている方々の感情が最優先。厳密には、うまくいかないかも。)
・タイプ1「完全主義者」―「不寛容」からの自由
・タイプ2「献身家」―本当のやさしさとは何か
・タイプ3「達成者」―成功志向から成熟志向へ
・タイプ4「個人主義者」―本質を追い求めて
・タイプ5「観察者」―自分だけの世界を超えて
・タイプ6「堅実家」―全体を考慮し、バランスをとる
・タイプ7「楽天家」―長所を活かし、短所を受け入れる
・タイプ8「統率者」―リーダーシップの転換点
・タイプ9「調停者」―ウィークポイントの超克
作者は、タイプ3であり、何故、ビジネスエニアグラムとの出会いや活用して独立したかまでを第1章で説明している。
全ての章が、ストーリー仕立てで説明されているので、事例が把握しやすく、理解しやすい。
■ちなみに、パワハラ予防士養成講座の同じ班であったコンサルタント会社を経営されている60歳の男性は、タイプ5であったが、強いて言えば、とのことで、
チェックリスト上では、全部のタイプに合致した、とのこと。
こんな方も中にはいるのか(*_*)
かなりまれでしょうけれども(^^ゞ